神奈川県大和市にあるFM　やまと（大和ラジオ放送株式会社様）にSHIZUKA Stillness Panelで製作した簡易レコーディング室を納品させていただきました。FMやまと様は今年１１月に大和市に新たに誕生した文化複合施設「シリウス」に移転をおこない、従来のようにラジオ収録のレコーディングルームと併せて、追加で弊社製品を採用いただきました。SSPはパネル単体で吸音材としての効果を発揮しますが、複数枚合わせることで簡易的なレコーディングブース（音の響きが少ない部屋）が製作できます。本格的なレコーディングルームであれば、壁厚が２５０～５００ｍｍ程度必要になりますので設置段階の環境を検討しなければいけません。また、重量があるので設置できる場所も限定されてしまいます。

SSPの場合はパネルの厚さが３６ｍｍなので事務所で使用する間仕切りパーテーション程度の厚さです。また、重量も８ｋｇ／㎡と2階以上の部屋でも設置できる重量になります。最近では公共のラジオ放送局以外にも民間・個人で放送・放映を行う場合もありますので、SSPをご利用いただければ一般的なマンションの一室に設置してレコーディングすることも可能になります。過去にも、レコーディングルームとしての御採用例がありますので、ご参照くださいませ。

今回設置の大さは約１．５畳分になります。通常の吸音壁を製作する場合は、壁を剥がし、吸音材を充填し通気性を保つ壁を設置するので小さなスペースでも約２日程度必要です。今回は弊社スタッフ３人で組み立てを行いましたが、約２時間で設置が終了しました。パネル式なので設置時間が短縮できます。