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2025-07-27
太田市美術館「トライノアシオトー海の波は石となり、丘に眠る TORAINOASHIOTO-Waves turned into rocks and came to a rest at mounds」




開催場所
太田市美術館・図書館 群馬県太田市東本町16番地30
開催期間
2022年8月27日~2022年10月30日
公式URL
開催概要
写真家・津田直と音楽家・原摩利彦が、群馬県に現存する古墳を中心にフィールドワークし、共作で生み出したインスタレーション作品を展示しました。
作品のメインテーマであるトライと古墳は、古代の記憶を作品として生み出していただきました。海を渡って伝わってきた文化・歴史を体現した、古墳という遺跡を現代の人・生物・環境の中でも生き続け現在につながっていることを感じさせていただける作品になっておりました。今回の展示会では、SHIZUKA Stillness Panel Sをご採用いただきました。会場内にSHIZUKA Stillness Panelで区切った部屋を設置いただき、吸音・遮音効果により静寂な空間の中で作品鑑賞ができるだけでなく、まるで目の前にある古墳の中にいるような体験もできます。SHIZUKA Stillness Panelは硬質の吸音材のため、単体で壁(間仕切り)やパネル同士を組み合わせて部屋のようにすることが可能です。ざわめいた環境で静寂な空間を演出したい、音をしっかりと聴いて作品を味わってもらいたい、という時に有効な製品となります。
津田 直様 Profile:
写真家。1976年神戸生まれ。世界を旅し、ファインダーを通して古代より綿々と続く、人と自然とのかかわりを翻訳し続けている。文化の古層が我々に示唆する世界を見出すために、見えない時間に目を向ける。2001年より国内外で多数の展覧会を中心に活動。最近では芸術祭への参加や、現代美術のフィールドを超えて他分野との共同制作、執筆、講演、特別授業なども行う。主な作品集に『SMOKE LINE』、『Strom Last Night』(共に赤々舎)、『Elnias Forest』(handpicked)がある。平成21年度芸術選奨文部科学大臣新人賞(美術部門)受賞。最新作は『蓮のうてな』(堂島リバーフォーラム)。
原 摩利彦様 Profile:
音楽家。1983年大阪生まれ。京都大学教育学部卒業。同大学大学院教育学研究科修士課程中退。静けさの中の強さを軸にピアノを中心とした室内楽やフィールドレコーディング、電子音を用いた音響作品を制作する。笙やサントゥールを取り入れ音響的共存を目指したアルバム『PASSION』を発表。野田秀樹『フェイクスピア』やダミアン・ジャレ+名和晃平『VESSEL』などの舞台作品、映画『流浪の月』(監督: 李相日)の音楽を手がける。令和3年度京都府文化賞奨励賞受賞。津田 直と原 摩利彦の共同制作としては、芸術祭・のせでんアートライン2021《7+1 / 舞い降りてくる星辰、光を放つ》(能勢妙見山 / 信徒会館 星嶺、よろづや2階)がある。