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2014-03-04

パーテーションとしての遮音性能実験

前回は吸音の必要性に関して記載いたしましたが、今回は遮音性能に関して記載いたします。
パネルの耐候性実験などで屋外においていたため、汚れていますが、その状態で下記のような実験を致しました。

屋外に設置したスピーカーより音楽を発生させ、各条件下にて「SHIZUKA Stillness panel」を設置した場合どの程度低減するかを確認いたしました。

測定条件:スピーカー1m地点にパネルを設置。測定機をパネルより1m、高さ1.2m地点に設置しパネルのある、なしの状態を測定

パネル設置条件:稼働ができるように簡易キャスターを取り付け。下に50mmほどの隙間が生じている

周波数 63HZ 80HZ 100HZ 125HZ 160HZ 200HZ 250HZ 315HZ 400HZ 500HZ 630HZ 800HZ 1KHZ
パネルなし 46.4db 53.5db 55.9db 55.9db 57.5db 56.5db 58.8db 60.7db 64.8db 61db 61db 64.5db 62.7db
パネルあり 37.2db 45.4db 43db 38.4db 39.6db 46.1db 44.2db 46.7db 47.8db 51.6db 51.8db 50.8db 46.4db
低減差 9.2db 8.1db 12.9db 17.5db 17.9db 10.4db 14.6db 14db 17db 9.4db 9.2db 13.7db 16.3db
周波数 1.25kHZ 1.6kHZ 2kHZ 2.5kHZ 3.15kHZ 4kHZ 5kHZ 6.3kHZ 8kHZ 10kHZ 12.5kHZ 16kHZ  AP
パネルなし 55.7db 56.8db 58.9db 62db 59.2db 54.2db 52.2db 50.7db 49.3db 47.9db 41.5db 29db 72.7db
パネルあり 39db 38.3db 41.2db 39.4db 36.6db 32.4db 31.6db 28.1db 24db 24db 16.3db 9.4db 58.8db
低減差 16.7db 18.5db 17.7db 22.6db 22.6db 21.8db 20.6db 22.6db 25.3db 23.9db 25.2db 19.6db 13.9db

隙間が生じていたり、完全な囲いができていなくてもパーテーション仕様でも14db近くまでの遮音が出来ております。
高音ほど低減差は大きいですが、低温部分でも低減がみられております。

実際のご環境によってはもっと別の対策もあるかと思いますが、まずは生のデーターで公開させていただきます。

遮音性の測定風景

遮音性の測定風景


神奈川県厚木市金田492-1